Fly me to the Zenith


鬱血の痕を見て。

痛々しい自分の首筋を見て、溜息を吐く。

少しでも多く一緒に居たいから、いっぱいお話をした。
一つの部屋で見つめ合い、抱き締め合った。
二人で仲良くお買い物をした。

彼の発する言葉の一つ一つが、私の心に絡み付いた。
頭から離れない。
どうしていつもこうなのかな?
それでも信じてるの。
どうしたら良いのかな?

偽りの愛
上辺だけの愛
形だけの愛
愛のない愛

優しい言葉
仕草
絡める指
見つめた瞳
何もかも奪う口唇

どれも牙を剥いて、私に突き刺さる。
ねぇ、嘘。。。なんでしょ?
私を安心させる為の偽りなんでしょ?

私を飼ってくれる飼い主って何?
相性の良い恋人って誰?
私は何の為に存在しているの?

私と貴方は何で繋がっているの?
身体だけの関係?
そんなの嫌だよ。
貴方の云った言葉なんて信じたくない。

そう思ったら切なくて泣けてきた。
行為中に泣きながら、彼を見る事が出来なかった。
また彼を困らせてしまった。

痛烈に刻まれた貴方との記憶。
何度昇り詰めても消えない傷痕。
私は飛べない鳥。







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