タイトルなし


流され逝く過去は 泥に埋もれたはずだった。
私もまた重い枷に縛られ 時を忘れていた。
刹那として 華が落ちる。
失う物は もう何も無い。
幽閉されし 哀れな記憶も砕け始める。
散り逝く断片に 涙が溢れた。
壊れた愛が 心を奪う。

繰り返し訪れる 恐怖の囁き。
脅威となりうる 虚の存在。
私を取り巻く 偽りの呪文。

"相思相愛" 鈍く圧し掛かる心情。
重力は増してゆく。
瞳を開けたまま 朽ち逝く いのち。
胸を貫いた十字もまた 朽ちる。

絶望の狭間を超えて 怠惰に身を浸す。
恋と呼べない隔たりは 私を震わす幻想まぼろし。

未だ止まりをしらない残像が 現実に入り込む。
消えてしまえば良い 儚い雪の如く。
もう貴方には 触れてはいけない。
今宵も 闇夜のまま 私を離さない。
深く沈む・・・×××









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