小さなときめき


貴方に云いそびれた言葉は　露となり消えてしまったわ
何もかも忘れてしまおう
苦しまない魔法を　さよならの一言

指を折って数えた日々　貴方に逢えると信じて祈った
失ったものなど取り返せないと分かっていたけれど
貴方はもう忘れてしまったの？
初めて出逢ったあの日のこと
私を眩しそうに見つめ　言葉を交わした日のことを

闇の中で泣き続ける子供みたいに　私は悪怯れもせず
震えては気持ちを押し殺していた
変わり果てた未来を見た様で　逃げ出したくなった

交錯する想い｡｡｡
ねぇ、最後のお願いを聞いてくれる?
愛して欲しいなんて云わないわ
ただ　もう一度だけ　もう一度だけ　笑って欲しかったの

もう逢わないと思っていた一年前
募った想いを胸に秘めたまま　心を殺して
貴方を見つめることが出来なかった
そっとして置いて欲しかったわ

貴方に云いそびれた言葉は　露となって消えてしまったわ
何もかも忘れてしまいたいの
苦しまない魔法なんてないけれど
さよなら　を｡｡｡