キスを交わしたあの夜


「さよなら」って終わる季節が 足早に過ぎてゆく
振り返ることもなく ただ真っ直ぐに歩いて
刹那の育んだ愛を忘れないで
浅い夢から醒めた様な切なさを 胸の中に抱きながら
明かりの消えた街角を見つめている

キスを交わしたあの夜は 言葉にならない想いが渦巻いて
何も伝えられなかった
想えば想うほど分からなくなるばかり
もし大切なものを無くしたなら 気付けただろうか

久しぶりに聞く電話越しの貴方の声
優しく、時に切なく 私を異空間へと誘う
過ぎ逝く毎日の中で 気に掛けてくれた嬉しさは
照れてなかなか 「ありがとう」が云えなかった

傷だらけの心を 埋めてくれるかの様に
貴方は自然に私の中に
震える肩を優しく抱きしめてくれたのは 貴方だけだった
この切ない想いを伝えられずに ただただ頷いてばかり
大事な一瞬が掴めない私

この先の未来でも ずっとずっと繋がって居れたら
途切れない様に 必死で離さないだろう

遠退くあの夜の記憶
うっすらと残る 接吻の後は
浅い夢から醒めた様な切なさを 胸の中に抱きながら
想えば想うほど 分からなくなるばかり








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