Close in the World 指に絡み付く君の細いしなやかな手 記憶の中に眠る神話 愛が足りないと不安めいた 哀しげな微笑が消えず 別れの朝も女神のような妖艶さを見せ付ける 夜の闇は寂しさを連れてベッドに入り込む あの時素直に預けていたら 人生なんて物を分かり合えたのだろうか 窓の外を白く染める粉雪も 浅い眠りの中の君まで 掴めない幻 なぜ心をこんなにも占領するのか 迷い込んだ荒野には 明かりは見えない 街に拡がる喧騒 路に遺る車輪の轍 何もかも壊してしまおうか 廻り始めた世界を止められず ただただ独り立ち尽くしているだけ 君が居ない それだけで意味がない 堕ちた希望も 心から秘めた気持ちに気付いてもらえたら 存在理由なんて俺には必要ないくらい 君に傍に居て欲しい
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